(27013)
27013は、高解像度大型LCM検査に対応できるコンパクトサイズの検査器です。LCDモジュール検査に必要な信号、電源及びパターンデータを搭載し、PCソフトウェアを通して、各種のタイミング、パラメーターおよびパターンを自由に編集することができ、機器側で自動あるいは手動ワンタッチキー操作によって簡単かつ高速にタイミング/パターンのプログラム実行が可能です。様々な機能の組み合わせることによって、研究開発/ 品質検証および保証/アフターサービス/営業活動などLCM関連業務に幅広く応用ができます。
27013の特長と主な機能
FHD@120Hz検査に対応
LVDS信号出力、ピクセルレートは330MHz(1Link 135MHz/2Link 270MHz/4link 330MHz)、検査画面解像度は最大2560x1600まで対応しています。各種TVパネルの標準検査信号およびFHD@120Hz検査のニーズに対応します。
Vdd用電源出力
Vdd用にDC 3.3~13V/3.5Aの出力電源を提供し、LCDモジュールの電気特性の計測を活用できます。各出力チャンネル毎に電源ON/OFFのタイミングテストやリミット設定可能な過電圧保護機能のシミュレーションが可能です。
包括的な検査パターンを搭載
本体の大容量ストレージによって30種のタイミングと64種のパターンファイルを搭載しており、最大10Bitのcolor depth、グレースケール、Pure color、カラーライン、文字、十字等の画面を生成し、多様な検査内容に対応します。
RGB単独信号制御
画面を表示する際に、R、G、B(三色)信号中の一つを単独削除あるいは復帰させるコントロールが出来ます。また、Inversionの機能は、画面に表示されたパターンを逆転することも可能です。
PCソフトウェアでタイミング/パターン/プログラム/パワーモードを編集することによって、UUTのLCDモジュールそれぞれに応じた專用のテストプログラムを作成することができます。作成したデータは本体パネルでワンタッチで出力することができます。
その他、VDD rapidキーでダイレクトに固定電圧設定値をDC 3.3V/5V/12Vの切換が可能で、検査要件に必要な電源出力に素早く変更することができます。
ダイレクトデータ通信用RS-232インタフェース
PCソフトウェアで作成したテストプログラムはRS-232を通してデータコントロールボックスへアップロード、またPC側へのダウンロードが可能です。さらにデータコントロールボックスを使用することで、PCを経由することなく他のテスタにデータ移動が可能なため、データ登録工数を削減することができます。
27013はコンパクトサイズの筐体に包括的かつ完全な検査機能、高精度な信号と電源、表示LCDモニターを搭載。さらに優れたPCソフトウェアのGUIにより、様々な検査環境やシステムに対応できる検査器です。