ChromaはeDPインターフェースPSR、PSR2、オートリフレッシュ技術検出に完全対応

08 Nov 2022

PSR(Panel Self-Refresh)という言葉は聞きなれないかもしれませんが、PSRはVESA(Video Electronics Standards Association)がeDP(Embedded DisplayPort)信号のために開発した技術です。主にノートパソコンやタブレット端末、モバイル端末で使用される「パネル自動更新」機能で使用されます。従来の信号インターフェースより伝送速度を向上させた新世代のパネルインターフェースで、ディスプレイパネル組み込み用途に薄型・軽量設計を提供します。また、モバイル機器向けにシステムの消費電力を低減し、長期使用される方でも電源を気にすることなくお使いいただけるようにしました。eDPのシステム構成は以下の通りです。


Chroma 27014 + A040205 eDP 1.4によるPSR / PSR2アプリケーションの例
*Remote Frame Buffer (RFB)

超省電力PSR技術

パネルセルフリフレッシュにより、システム全体の動作損失を抑えながら静止させることが可能となります。また、実際のアプリケーションでは、この機能を利用して、モバイル機器の利用時間を延ばすことができます。この機能を実現するためには、信号側と受信側の両方に対応する必要があります。信号側が静止画の送出を確定するとMain Linkで通知し(制御用ビデオデータ)、受信側が画像を内部メモリーに保存して表示する(RFBコントローラー)ことで、送信側が画像データの送出を停止できます。これにより、省エネと消費電力の低減が図れます。

最新世代の省電力技術「PSR2」搭載

PSRとPSR2の主な違いは、パネルがフルリフレッシュと部分リフレッシュであるのに対し、より高度なPSR2技術では部分更新(Selective update)が可能であることです。このため、グラフィックス・プロセッサは少量のデータを送信するだけでリフレッシュされます。また、PSR2は、受信機がスタンバイ状態から素早くスリープ状態に移行できることが求められるALPM(Advanced Link Power Management)制御にも対応しています。

PSR, PSR2 テクニカルメニュー

  PSR PSR2
  Main Link Active V V
  Main Link Shut Down V V
  Selective Update Region V
  ALPM V
  Combined AUX PHY Wake V

PSR(Panel Self-Refresh)という言葉は聞きなれないかもしれませんが、PSRはVESA(Video Electronics Standards Association)がeDP(Embedded DisplayPort)信号のために開発した技術です。主にノートパソコンやタブレット端末、モバイル端末で使用される「パネル自動更新」機能で使用されます。従来の信号インターフェースより伝送速度を向上させた新世代のパネルインターフェースで、ディスプレイパネル組み込み用途に薄型・軽量設計を提供します。また、モバイル機器向けにシステムの消費電力を低減し、長期使用される方でも電源を気にすることなくお使いいただけるようにしました。eDPのシステム構成は以下の通りです。

 Chroma A040205 eDP 1.4信号モジュールとChroma A291803 8.1G eDP信号モジュールは、それぞれVESA eDP 1.4 とeDP 1.4a 規格に基づき設計されました。Chroma 27014および2918フラットパネルディスプレイテスターは、PSR / PSR2検出および画面リフレッシュまたは画面部分リフレッシュを実現するFPD Masterソフトウェアを搭載しています。また、パワーマネージメント(APLM)の設定も可能であり、ユーザーが簡単に機能検証を完了させることができるようになっています。

 

Chroma 27014 フラットパネルディスプレイ試験機

 

Chroma A040205 eDP 1.4信号モジュール

 

Chroma 2918 8K 対応フラットパネルディスプレイ試験機

 

Chroma A291803 8.1G eDP信号モジュール