USB Type-C テストソリューションがアップグレード — 1台で電源・データ・映像信号のテストに対応

12 Dec 2025

スマートフォンやノートパソコンなど、さまざまなモバイル機器が異なる充電インターフェースを採用しているため、各メーカーの充電器同士に互換性がないことが多々あります。これに対応するため、USB-IF(USB Implementers Forum, Inc.)は、USB Power Delivery(PD)電力伝送規格の普及に全力を注いでいます。現在では、市場においてUSB PD充電に対応した製品が数多く登場しており、スマートフォン、デジタルカメラ、モバイルデバイス、外付けストレージ周辺機器、ノートパソコン、ディスプレイなどに幅広く採用されています。これにより、充電、データ転送、映像出力を1本のUSB-Cケーブルで実現できるようになりました。

Chroma(致茂電子)は、最新の USB Power Delivery 3.2 規格に対応した高集積テストソリューションを提供しています。USB-C信号モジュール A223810 と電源モジュール A223808 の組み合わせにより、最大 140W(28V/5A)の電力出力をサポートし、Power Role のステータスモニタリング機能(Status Monitor)にも対応。PDテストに必要な各種電源ロール(Source/Sink/DRP)を完全にサポートします。


▲電源・データ・映像信号のテストに1台で完全対応する統合テストソリューショ

次世代 USB-C PD 3.2 テストソリューション — USB Type-C 製品のテスト工程を簡素化

USB Power Delivery 規格の進化に伴い、Chroma の最新 USB-C 信号モジュール A223810 は、電源モジュール A223808 と組み合わせることで、最大 140W(28V/5A)の電源規格に対応します。3〜28V の電圧範囲(1mV/ステップ)に設定可能で、SPR(Standard Power Range)、EPR(Extended Power Range)、USB 3.2 Gen2、AVS(Adjustable Voltage Supply:100mV/ステップ)、PPS(Programmable Power Supply:20mV/ステップ)などの幅広いテストアプリケーションに対応します。

さらに、DC 電源および負荷シミュレーション機能を備え、映像、電源、通信、パワーロールの自動切り替えなどの各種検証が可能です。内蔵された USB-C Program 機能により、DP Alt Mode 映像出力の統合、VBUS 電圧/電流のテスト、USB データ転送速度およびバージョンの検証、ケーブルの正逆自動切り替え(Cable Flip)といった機能を通じて、各種試験の自動化を実現します。

USB-C Program の実行が完了すると、テスト結果(Pass/Fail)が画面に表示されます。

USB-C Vbus OCP テストで過電流保護機能を正確にシミュレーション

USB-C 信号モジュール A223810 と電源モジュール A223808 を組み合わせて使用することで、Vbus の OCP(過電流保護)テスト機能に対応します。5A 〜 10A の範囲で電流値を設定し、Power Sink(受電側)の過電流状態をシミュレーションすることにより、USB-C Power Source(給電側)の過電流保護回路の性能を検証できます。

新しい一画面構成のユーザーインターフェース(UI)を採用しており、モジュールのテストステータス、機能設定、被試験デバイスのグラフィカル表示、テストショートカット、プログラム内容およびテスト結果を同時に確認できます。視覚的な操作によって簡単かつ迅速にテストが実施でき、時間の大幅な節約につながります。

Chroma は USB Type-C 信号と電源を統合した包括的な検査ソリューションを提供しています。製品の詳細については公式ウェブサイトをご覧いただき、ご要望やご連絡先を入力してください。担当者が誠意をもって対応させていただきます。


▲被試験デバイスの電源保護 OCP(過電流保護)テスト機能

 

Chroma 2238 ビデオパターンジェネレーター

 

Chroma A223808パワーモジュール

 

Chroma A223810 USB-C USB-C 信号モジュール