[技術レビュー] eDPテストアプリケーション

07 Jan 2021

VESA(Video Electronics Standards Association)によって規格化された組み込みeDP(Embedded DisplayPort)は、高帯域幅(HBR3最大8.1Gbps /レーン)とシステム消費電力の削減を可能にします。 これらの特性により、このビデオインターフェイスはノートブックやタブレットで広く使用されています。 パネルの解像度が上がり、ハンドヘルドデバイスの消費電力が少なくなってきますので、次の機能がより重要になってきます。

MSO(マルチSSTオペレーション、SST:シングルストリームトランスポート)

体積、消費電力、コストを考慮して、eDPパネルはMSOを採用しており、その駆動モードは全く新しい次の3つの駆動モードに分けられます。 テストアプリケーションでは、信号源デバイス出力は、出力用のMSO標準ビデオ信号フォーマットに対応している必要があります。 Chromaは、その場でテストが出来、正しい表示形式を確認出来るFPD(フラットパネルディスプレイ)テスターを提供しています。

▲Two SST Links, One Lane each (2x1) ▲Two SST Links, Two Lanes each (2x2) ▲Four SST Links, One Lane each (4x1)

 

DSC(ディスプレイストリーム圧縮)

この機能は、送信側で圧縮、受信側では解凍のプロトコルに従って処理を行うことにより、元の送信帯域幅内でも高解像度のビデオ信号の送受信を可能にします。

PSR(パネルセルフリフレッシュ)

システム全体の消費電力を効果的に削減するために、PSRテクノロジーを使用して、画面が静止しているときにTCONに保存されている画面を自動的に表示します。 その結果、ビデオ送信端末は動作を一時停止して消費電力を削減することができます。 ChromaのFPDテスターは、PSRの機能性をサポートするだけでなく、規格仕様に従って、ビデオデータメインリンクの稼働、停止の制御と画像キャプチャのタイミング制御を行います。

PSR2(パネルセルフリフレッシュ2)

PSR2機能は、画面更新の領域を選択できるという点で更に高度になっています。 Chromaのテスト機器は、リフレッシュ領域のサイズを設定できるだけでなく、ALPM(Advanced Link Power Management)テスト機能もサポートしています。

VRR(可変リフレッシュレート)

eスポーツ製品用途の高速ディスプレイにおいては、ディスプレイのリフレッシュレートは画像処理速度に応じて調整されます。 このVRR機能は、画面のちらつき、画面割れ、またはスタタリング(画面の動きが不連続となる現象)を防ぐのに役立ちます。 ChromaのテスターはVRRビデオ信号出力をサポートし、フレキシブルなフレームレートと色々なセグメントフレームを備えており、対応するテストを完全にサポートします。

Chromaは、上記のすべてのビデオ信号アプリケーションのための完全なソリューションを提供します。 製品の詳細と仕様の詳細については、以下のリンクを訪問頂くか、テストのニーズとともにご質問内容をお問い合わせ欄に記入ください。 私たちはサービスを提供できることを心待ちにしています!

 
8K対応フラットパネルディスプレイ(FPD)試験器
Chroma 2918
フラットパネルディスプレイ(FPD)試験器
Chroma 27014