日本の主要電池メーカーから高く評価された、バッテリーセル向充放電試験システムのご紹介

03 Dec 2019

電気自動車の主要なコンポーネントであるリチウムイオンバッテリー(LIB)は、個人の安全性に十分に確保し、故障や事故のリスクを最小限に抑えるために自動車メーカーの最も厳しい性能試験に合格する必要があります。しかし、バッテリーの安全性テストは複雑かつ時間がかかります。安全を証明するための製品検証の時間を短縮するためには、複数のチャンネルを同時にテストできる専用のテストシステムが必要です。

Chroma 17011 電力回生式充放電試験システムは、日本のある主要バッテリーメーカーから厳しい性能テストに耐えうる製品であるとお墨付きを得ることができました。実際の評価試験では電流応答速度、測定確度、動的波形出力、動作安定性、フィードバック速度などの多くの項目で優れた性能を発揮しました。

定電力(CP)は、LIBの最も一般的なテストモードです。ただし、CP出力はバッテリーの内部抵抗の電位差の影響を受け、簡単にオーバーシュートが発生します。オーバーシュートのない高速な出力応答を実現することはバッテリーテストシステムにとって大きな課題となっています。 LIBテストでは、実際の運転条件の長期シミュレーションと波形の歪みを低減するために高速な出力応答が必要ですが、動作範囲を超えてLIBを試験を行うと、テスト結果が正しく出力されず品質検証に問題が生じるだけでなく、被測定物であるバッテリーの寿命にも悪影響を与えてしまいます。

Chromaの充放電試験システムは優れたCP出力性能を備え、出力応答時間は3.5mS未満で、電力のオーバーシュートは発生しません!さらに、ソフトウェアとハードウェアの包括的な安全保護機構により、17011はLIBテストに最も適したソリューションとして、自信を持ってご提案いたします。

 Chroma 17011 (6V, 200A) Charge/Discharge Test System

 ▲Chroma 17011 充放電試験システム (6V, 200A)

 

Chroma 17011 特長

  • 並列運転最大1200A出力
  • 高速電流応答
  • 複数の電流レンジによる高精度測定
  • CC-CV切替時に遅延とオーバーシュートなし
  • CPモードでの高速応答によるオーバーシュート無し
  • 10msサンプリングレートによる波形の高速シミュレーションとカットオフ判定

Chromaは標準のユニットとシステム製品を提供するだけでなく、バッテリーの形状や電極に合わせた特注治具の開発、消化装置や三点灯などの安全装置の追加、恒温槽などサードパーティ製品のシステムインテグレーションなどに広範なカスタマイズに対応することで、充放電試験に必要なソリューションを提供します。

例えば、台湾の有名な電池材料工場にはポーチ型電池とコイン型電池の同時試験用の特注治具、恒温槽を含めたシステムとして納入いたしました。

Chromaは低接触抵抗、堅牢性、温度均一性、耐久性、および保守運用性を備えた充放電試験システムを開発するだけではなく、幅広いバッテリー製品との互換性を確保したシステム提案できる実力を持っています。さらに、試験内容や試験スペースへの助言などのコンサルティングもサポートし、皆様の抱える充放電試験の困難を解決するパートナーとして全力を尽くしてまいります。

Chroma 17011 (10V, 6A) Charge/Discharge Test System
▲Chroma 17011 充放電試験システム (10V, 6A)

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