12G-SDI信号モジュール Model A223800

A223800 │ カタログ

8K SHV(7680x4320)及び次世代規格の12G-SDI試験ニーズに対応するために8K対応VPG MODEL 2238用に12G-SDI信号モジュールを開発しました。本モジュールは、様々なSDI規格をサポートするSDI信号出力ポート4つと、240を超える標準SDIタイミングパラメータを内蔵しており、モジュール1つで最大8Kの高解像度テストに対応することができます。また、複数のモジュールを組み合わせての同時出力機能は、あらゆるSDIテストの標準検査方法をユーザーへ提供することが可能です。

A223800 シングルモジュールはSDI出力を4ポート搭載し、12G SDI 4ポートで最大8Kx4K@60Hzの解像度をサポートし、12G SDI シングルポートでは最大4Kx2K@60Hzの出力をサポートすることができ、幅広い解像度の検査を提供します。

A223800 はSMPTE 352M仕様に対応し、ビデオペイロードIDリアルタイム編集機能を内蔵します。また、ビデオID、パターンIDの編集を容易にするために、ユーザーが独自のテストを設定するための4バイトの値を提供します。

A223800はSMPTE 12M規格に対応し、タイムコード設定機能を内蔵しています。Linear Time Code(LTC)とVertical Interval Time Code(VITC)モードをサポートしており、ユーザーが編集時に動画の長さや相対的な位置を計算に使用することが可能です。

8K@60HzでA223800を使用した例

Square DivisionとSample Interleaveモード設定機能を内蔵し、検査中にユーザーが任意の画面分割をすることができます、SDIモジュール1台で4分割画面に対応し、最大4台のSDIモジュールで16分割画面をサポートし、多様な検査を提供することができます。

A223800は、業界標準(ST425-3、ST425-5、ST2081(2)-11、ST2081(2)-12)に基づくSample-Interleavedモードを提供します。このピクセル分割モードでは、4つの12G-SDIポートが個別にインターリーブ方式でピクセル出力します。これにより、屋外の高性能プロジェクターの大型投影画像のシームレスな接合の出力も検査できます。
*本機能は、F/W 3.02及び以降のバージョンでサポートされています。

プロ仕様の医療用ディスプレイは、臓器層の3D表現をリアルな精度でレンダリングすることで、臨床病理学に基づいて医師の正確な診断を下す能力を高めます。このA223800は、ST 2068:2013 Stereoscopic 3D Frame Compatible Packing and Signaling for HDTV規格に完全準拠しており、34セットの3Dテスト画像がプリインストールされています。 3D画像を送信する場合、解像度は左目と右目で半分に分割されてから統合されます。これにより、ユーザーは、Dual stream、Side-by-side、Line-by-line、Top-and-bottomなど、さまざまな形式で3Dイメージングの問題をすばやく検査できます。
*本機能は、F/W 3.02及び以降のバージョンでサポートされています。

A223800はSignal Swing Level調整機能を内蔵しており、SDI信号レベルの設定とSDI信号レベルの増減(10段階設定)を設定することが可能なため、Over Equalization問題の発生を防ぐことが出来、ユーザーがSDI RX端の受信能力を測定することが可能です。

SWING レベル：400mVpp / 800mVpp
SWING 調整：-2% / -1% / 0% / 1% / 2% / 3% / 4% / 5% / 6% / 7%

HDR (ハイダイナミックレンジ) の高ダイナミックコントラスト画像出力をサポートし、輝度範囲と色レベルを大幅に改善し、人間の目で見た実際の画像に近づけます。HDR 機能のテスト項目は、主に明るさ、コントラスト、色、シャープネス、ダイナミックイメージなどであり、テスト対象は消費者の視覚体験に影響を与える要因が主な内容に対して、ユーザーは、HDR 機能に関する関連テストを実行します。A223800はHLG、SDR-TV、PQをサポートし、グレースケール、カラーバー、ウィンドウパターンなどのHDR標準テストグラフィックスを豊富に搭載し、ユーザーへ提供いたします。

基本色域空間に加え、RGB、ITU-R BT.601, ITU-R BT.709, ITU-R BT.2020,など幅広い色域の出力に対応しています。また、YCbCr 4:4:4、4:2:2、4:2:0 クロマサンプリング方式、色深度10 / 12ビットを設定でき、より広い色域を提供し、真の自然色と高解像度画像を実現、豊富な色深度選択を提供いたします。

独立した8つのオーディオ信号発生器(FL、FR、RL、RR、FC、LFE、RLC、RRC)を内蔵し、音量、トーン、トーン周波数、サンプルレート、サンプルビット、スイープ信号などをオン／オフして、最大48通りのテスト組み合わせが可能です。